[VOL.9]ホンダ・ステップワゴンの純正ナビで高度な通信機能を体験【機種】ホンダ・ステップワゴン 純正ナビゲーションシステム【区間】青山→東京スカイツリー→ツインリンクもてぎ
実走テスト
ステップ2:通信機能がインターナビのキーとなる

スタートしてしばらくすると、ナビが「最速ルート」を取得し、自動的に道案内に反映させました。ただし、今回は目的地までの距離が短かったこともあり、あらかじめ引いたルートと同様の結果になったようです。

インターナビルートのポイントは、高度な交通情報の反映にあります。

VICSにより車両のナビでも渋滞情報は確認できますが、インターナビでは情報センターでさらに広範囲のVICS情報やインターナビを利用している各車両が実際に集めたホンダ独自の高度な交通情報(インターナビ利用車は自車の走行の状態を情報センターに報告してそれを集計している)をもとに道路の流れを判断し、それをルート生成に利用しているのです。

あまりにも交通情報量が多く高度なので車両のナビではなく情報センターのコンピューターでルートを計算して結果を車両に配信することが、他のナビとの最大の違いといっていいでしょう。



たとえば高速道路では右車線と左車線の流れの違いまでも情報化しているほか、
過去のデータをもとにした時間や曜日による渋滞の傾向、省燃費ルートを作成するために
道路ごとのガソリン消費の状態までも把握しているというから驚きです。
インターナビの機能を使うには通信機能が必要ですが、
ホンダはハイブリッドカーやミニバンを中心に通信端末を標準装備とし、
それをきっちりと生かすために通信料までも永年無料※しているのが特徴のひとつ。
一歩進んだカーナビといわれていることにも納得ですね。
また、ルート設定後には到着予測時刻の目的地付近の天気予報まで教えてくれるのも便利です。

 

※Honda販売会社(Honda Carsおよびオートテラス)で、本サービス付帯車両の車検のタイミングで、「リンクアップフリー」サービスの利用期間更新の手続きをして頂くことが条件となります。




青山をスタートしたステップワゴンは、神宮外苑を抜け、
上野を経由して東京スカイツリーに向かいます。
分岐や交差点、そして右左折時に表示される拡大図も
シンプルで見やすく好感が持てるもの。
迷うことなく東京スカイツリーに到着しました。

「FM-VICS」はFMラジオの電波を使って各車両のナビに情報を送っていますが、東京地区向けの送信は今年4月よりこの東京スカイツリーからおこなわれています。