実走テスト ステップ2
都心を横切って犬吠埼へ
画面構成はシンプルでわかりやすさを重視したもの。11型という大きな画面なので、地図自体が見やすいし、同じ縮尺であれば画面が大きいぶんだけ表示される地図範囲は広くなります。つまり、VICS情報もより広範囲を確認できるということです。
そのうえ案内する道を目立つ色でクッキリさせて表示するのがいいですね。右上には次に曲がる方向と距離、その下にレーン案内を表示。案内しているレーンがどこか、地図上にオレンジ色の丸を置いて教えてくれるのも親切です。
そして、そんな発想があったか!と驚いたのが「カウントダウンガイダンス」という機能。とにかく目立ちます。ビッグXは、表示がシンプルかつ文字が大きくて見やすさが抜群ですね。その見やすさが使いやすさに直結しています。
先進機能面が注目されることも多いカーナビですが、実際に使う立場になってみると見やすいことがどれだけ大切かを実感します。運転に慣れていない人にはなおさらでしょう。パッと画面を見たときに、瞬時に把握できることが重要ですね。
ちなみに、「この信号」という表示に到達するまでには残りの距離と曲がる方向が示されます。これも大きくクッキリと表記されるので、とても読みとりやすい。さすがの配慮です。
画面の下部には【路線切り替え】【PマークON】【地点登録】【地図設定】【地図切り替え】といった機能を呼び出すボタンが並ぶ帯がありますが、これは好みに応じて閉じることも可能。地図表示範囲を広くしたい時や、画面をシンプルにしたい場合は閉じておくといいでしょう。
クルマは荏原入口から、首都高速道路2号線へ。首都高速道路の入口はわかりにくい場面がありますが、ビッグXなら高速入口の案内イラストが実際の街並みにかなり近いので迷わずにすみます。
首都高速道路に入る料金所ではETCレーンを教えてくれます。また、高速マップではVICS情報を反映した移動所要時間も表示。混雑は黄色、渋滞している場合は赤くなります。
高速道路の分岐案内も見やすく、瞬時に読み取れるわかりやすさ。画面が大きいので、パッと目に入るのがいいですね。イラストが実際の風景に近いのは言うまでもありません。
ETC2.0を連動させていると、高速道路走行中に電波ビーコンから交通情報を受信。画面にポップアップ表示されます。
また、危険個所では注意喚起する表示も。こういった表示も、画面が大きいから大サイズで示されて瞬時に読み取れます。
クルマは首都高速道路から京葉道路、そして東関東自動車道へと進み順調に犬吠埼へ向かいます。
東関東自動車道の、東京から繋がっている終点となる潮来(いたこ)インターチェンジで高速道路を降りて一般道へ。高速出口付近の案内もバッチリ。
潮来インターチェンジで高速道路を降りてから犬吠埼までは、一般道を40キロ弱。しかし、曲がる場所は数えるほどしかありませんでした。
マニアには有名なローカル線「銚子電気鉄道」の犬吠駅前を抜ければ、犬吠埼の先端はすぐ。
犬吠埼灯台に到着しました。周囲を海に囲まれた高台にある、見晴らしのいい場所ですね。ドライブで訪れるには最高です。