カーナビ徹底検証 Vol.30

ホンダ純正オプションVICS WIDE付ナビ
群馬方面へ歴史を辿るドライブ

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実走テスト ステップ4

横川駅を抜けてめがね橋へ

再び富岡インターチェンジから上信越自動車道を利用するのですが、ナビが案内するそこまでの道は富岡製糸場に向ってきた道とは異なります。きっと一方通行だけでなく交通状況も踏まえてなのでしょう。
とはいえ、しっかりと道案内してくれるので安心です。知らない道ではナビがあって本当に助かるし、さらに通信機能やVICS WIDEによりスムーズに走れる道を誘導してくれるのだから便利な時代になりましたね。

高速道路に入ると右側に案内図が表示され、少し走るとETC2.0による道路情報も表示されました。交通障害は特になさそうですね。

順調に高速道路を走り、松井田妙義インターチェンジで一般道へ降ります。

一般道を走り始めてすぐ、地図上に黄色いアイコンが表示されました。ここは車線をふさいでの道路工事がおこなわれていたのですが、ナビに表示されることであらかじめ事前に交通規制ポイントを把握できるのはVICSのメリットです。

横川駅に到着。ここはかつて、過酷な峠の上り下りに備えて通るすべての電車に電気機関車を連結する駅としてにぎわった場所でした。現在では新幹線の開通により碓氷峠が廃線となったことでその役目を終え、駅の隣に歴史的な鉄道車両を展示するテーマパークの碓氷峠鉄道文化むらがあります。

横川駅のすぐ先には碓氷関所の跡地があります。これは江戸時代に「入鉄砲と出女」を取り締まっていた場所。碓氷峠は江戸時代から交通の要所だったというわけですね。

碓氷関所跡の先から碓氷峠に差し掛かりますが、道路(国道18号線)は「碓氷バイパス」と「旧道」にわかれます。めがね橋は旧道沿いにあるのでそちらの道を選択。曲がりくねった峠道を少し上ると、レンガづくりの立派な橋が見えてきました。これがめがね橋です。

碓氷第三橋梁という正式名称を持つこの橋は、碓氷峠を通る鉄道が開業した1893年から1963年まで使われ、約200万個のレンガで作られたもの。全長91mで川底からの高さは約30m。現存するレンガ造りの橋としては国内最大だそうです。
この橋をはじめトンネルなど周辺の鉄道設備を作るためだけに近隣に専用のレンガ工場まで作られたと聞けば力の入れ方が伝わってきますね。現在は遊歩道として整備されています。

今回もVICS WIDE付きカーナビのおかげでスムーズなドライブを楽しめました。

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