実走テスト ステップ2
自動車専用道路を抜けて城ヶ島へ
それでは埼玉県の新座駅から富岡製糸場へ向かいます。
まず感じたのが画面の大きさ。今回のナビの画面は9インチでさすがに大きいですね。ナビとして一般的な7インチ画面の約1.8倍のサイズです。そのおかげで地図や文字が大きく見やすく表示され、タッチアイコンも大きいので操作性のよさを感じます。
また、通信機能のインターナビを搭載していることを主張するのが左端にある「internavi」の枠。
現在の天気と目的地付近の天気予測を表示しています。出かける先の天気がどうなるのかは、役立つ情報ですね。
地図のデザインは全体的にコントラストを抑えているように感じます。しかし、誘導するルートはクッキリと目立たせ、進んでいく道がわかりやすいように工夫されています。画面上には情報やタッチアイコンが多めですが、大画面だから見づらい印象はありません。
クルマは関越自動車道の最寄りインターチェンジである「所沢IC」へ向かいます。画面右側に表示される案内図もシンプルでわかりやすいですね。このあたりは「見た目に凝る」のではなく誰にでも使いやすいように考えているのだと思います。
高速道路に入る際はETCレーン案内が現れ、高速道路に入ると高速道路案内図が表示されました。高速道路案内は距離と時間のほか、渋滞などの情報も表示されます。これまたシンプルで見やすいですね。
この車両にはETC2.0が装着されており、ナビと連動しています。
道路側の発信器からの情報をキャッチするとナビ画面に交通情報や注意画面が表示されました。
そんなときにも大画面のメリットが活きてきますね。表示が大きいので情報画面が読み取りやすく、注意喚起もパッと目に入ってきます。
サービスエリアなどの情報も確認できます。
取材時は寒波が来ていました。北へ向かう道はチェーン規制がかかっていますね。100km以上先の規制情報ですが、ETC2.0のおかげで手に取るようにわかるから便利ですね。
走り出してから70kmほど走ると、関越道と上信越道の分岐に差し掛かります。
その先の富岡インターチェンジで高速道路を降りる案内も含め、拡大図はシンプルで見やすいことを重視していることが伝わってきます。
高速道路を降りる際、料金所を通過する前にNEXCOの事務所に立ち寄りました。そのあとクルマを発進させると、画面には見慣れない表示が!
車両が通常ではない動きをしたことを検知し、逆走の注意喚起をしてくれたのでした。昨今、高速道路の逆走による事故が問題になっています。それを防ぐ方法として、カーナビが警告してくれるのはいいアイデアですね。
上信越自動車道の富岡インターチェンジから一般道に入り、2キロほど進むと富岡製糸場に到着します。しかし、富岡製糸場近くの道は狭いうえに一方通行が多くて一筋縄ではいきません。そんな状況ではきちんと道案内をしてくれるナビのメリットを改めて実感しますね。
細かい道を抜けて、無事に富岡製糸場に到着しました。時代を感じさせる街並みがいいですね。
ちなみに富岡製糸場内には駐車場がないので、施設を見学する場合は近隣の駐車場を利用します。