カーナビ徹底検証 Vol.29

日産のVICS WIDE対応ナビ
冬の三浦半島を縦断

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実走テスト ステップ2

自動車専用道路を抜けて城ヶ島へ

このナビの地図は明るい色使いで鮮やかですね。
誘導するルートは黄色で目立つように示され、クッキリとわかります。
右上にはもっとも近い交差点のレーン案内と曲がるべき交差点のレーン案内が併記されているから、どの車線を走ったらいいかの判断材料になるのがいいですね。
また画面上(中央左付近)には雨が降って車両の下が水たまりになっているマークも見えます。
これは、雨が降った時には冠水注意の場所です。

交差点案内画面もわかりやすいイラストです。

神奈川県の南側に突き出た三浦半島は、東京湾と駿河湾の境目であり、歴史上においても重要な場所。
「黒船来航」として知られるペリー率いるアメリカ艦隊が姿を現したのは浦賀沖で、上陸したのは三浦半島の久里浜。ペリー来航に慌てた幕府が日本初の洋式軍艦を造船した浦賀ドッグ(1859年から2003年まで150年弱も船が作られ続けられたというから凄いですね)も三浦半島にあります。
その後、明治時代になると富国強兵政策の一環として横須賀が軍港として発展し、その後現在でもアメリカ軍や自衛隊の基地がおかれています。

そんな三浦半島は東京近郊のドライブスポットとしてはメジャーで、今では自動車専用道路も発達しています。今回も、横浜みなとみらいを出発してすぐに首都高速道路神奈川線に入りました。
自動車専用道路の入り口ではETCレーンを案内してくれるので、知らない場所でも心強いです。

みなとみらい入り口から首都高速に入ったあとは、横浜横須賀道路という三浦半島を縦断する自動車専用道へと進路を進めます。
分岐は画面の2/3も使った3Dイラストでわかりやすく進路を教えてくれて、とても分かりやすい。
ナビは初めての道で使う時にもっとも活躍するので、道を間違えにくいこういう見せ方はとてもありがたいですね。

また自動車専用道路走行中は「ハイウェイモード」となりインターチェンジやジャンクション、サービスエリアなどの案内が示されるほか、ETCが接続されている場合はその利用案内も表示されました。

クルマは順調に城ヶ島に向かって進んだので、早くも横浜横須賀道路を降りるタイミングになりました。
衣笠インターチェンジで横浜横須賀道路を降り、三浦縦貫道路という有料道路に入ります。
高速道路や自動車専用道路走行中に示されるハイウェイモードに、有料道路を降りた先の交差点の曲がる方向まで示されるのが便利ですね。
ナビとは関係ないことですが、三浦縦貫道路の料金支払いにはETCが使えないかわりに、スイカやパスモなどの交通系ICカードが使えました。これには驚きです。

一般道でもわかりやすい案内のおかげでスムーズに城ヶ島へ。
三浦半島から対岸へ渡るために高い場所に作られた橋を渡れば、そこは城ヶ島です。

三浦半島の先端にある三崎は、全国有数のマグロの水揚げ場所としても有名。
城ヶ島にもそれを感じさせる漁港がありました。

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