実走テスト ステップ4
そして東京へ。パーキングエリアの案内も便利
日も暮れてきたことですし、東京へ戻りましょう。
今回もまた違う目的地設定方法を試してみたいと思います。目的地は調布飛行場にしましょう。
レクサスはすべてのモデルに通信ユニットを搭載していることはお伝えしましたが、それを活用したサービスのひとつとして「オペレーターサービス」があります。これは車両のボタンひとつでつながるオーナーズデスクのオペレーターがドライバー(や乗員)と会話をしながらドライブサポートをしてくれるもの。そのサービス内容は多岐にわたり、ホテルのコンシェルジュサービスのような存在です。
そのサービスのシステムに、ナビの目的地設定があります。会話により希望を伝えると、それに見合う目的地を探して、カーナビを遠隔操作して目的地設定までしてくれるのだから素晴らしいですよね。
操作はとても簡単。ステアリングの発話ボタンを押して「オペレーター」と話しかけるか、ナビメニューにある「G-Link」から「オーナーズデスク」を選ぶだけです。すぐにオペレーターとつがなり、ハンズフリー通話で「調布飛行場を目的地にしてください」と伝えるだけでした。
「それでは東京都調布市にある調布飛行場を目的地に設定します。ありがとうございました」とオペレーターが案内した後、目的地のデータがLSのカーナビに送られて自動的に目的地が設定されました。
このままクルマを進めることもできますが、今回はさらに高度なルートを選ぶことにします。「5ルート」で他のルートを選ぶほかに、「拡張ルート」として「最速ルート」と「関東ETC2.0料金割引優先ルート」も選べたので、「最速ルート」を選んでみました。
ちなみに「最速ルート」とは詳細な交通情報データを活用した目的地到着時間が最も早いルート、「関東ETC2.0料金割引優先ルート」とはETC2.0装着車におこなわれている圏央道の割引料金を重視したルートです。
それでは東京へ向けてクルマを進めましょう。
年の瀬、しかも夕方となり都心周辺の道路はさらに込み合ってきた様子。次々とキャッチする渋滞情報でその状況がよくわかります。
ETC2.0は遠距離の情報も車両へ送ってくれるので、100キロちかく離れた都心の道路情報も確認できるのがいいですね。
クルマは富士五湖道路から中央自動車道へ進みます。
途中でパーキングエリアに寄ったとき、このナビの親切な機能に気がつきました。
パーキングエリア(サービスエリア)に入るとETC2.0によるエリア内のレイアウトがナビに表示され、迷わずにクルマを止めることができます。
またパーキングエリアから出る際はクルマの進行方向を反映する本線と自車の位置関係(ヘディングアップ図)が右側に拡大図として表示されます。
これは本線までの道を教えてくれるだけでなく、逆走も防いでくれるから安全面でのメリットも大きいですね。
中央自動車道を調布インターで降りれば調布飛行場はすぐ。
見やすい交差点拡大図のおかげで夜の一般道も迷わずに進めます。
1時間ちょっとのドライブで山中湖から調布飛行場へ到着しました。