「輸入車のナビに目的地をセットしている間に、国産車なら目的地に着いてしまう」。
かつてはそんなふうに言われていたこともある輸入車の純正ナビですが、ここ数年ですっかり事情が変わっていることを再確認できました。
たとえば今回実走したメルセデスをはじめBMWなどもインターフェイス(タッチパネルは非採用)こそ独特で最初だけは慣れが必要ですが、メニューや階層の作り方などは改善されていて扱いやすさは国産車の純正ナビに引けを取らない仕上がり。
Cクラスは目的地セットもスイスイおこなえ、案内図も見やすいものです。もはや、冒頭のような揶揄とは無縁の使いやすさなのです。
またメルセデスベンツの場合は、VICS採用だけでなく国産車のライン装着ナビではまだ珍しいITSスポット(DSRC)に対応(主要グレードに標準装備)するなど、先進性も十分。国産車に負けないくらい使いやすくて先進的なナビシステムを組み込むという事実からも、日本市場をしっかり重視していることを垣間見たような気がします。