[VOL.7]レクサスLSの純正ナビで噂の「ITSスポット」に触れてみる【機種】レクサスLS460 純正ナビゲーションシステム【区間】(1)相模湖→幕張メッセ、(2)舞浜駅→名古屋駅
実走テスト
ステップ2:続々と広域情報が入ってくる「ITSスポット」


高速道路を走ると、しっかり「ITSスポット」の情報を受信して次々とナビ画面に表示してくれます。情報は音声でも読み上げてくれるので、ドライバーはナビ画面をジックリと見る必要がなく、運転に集中できるのも「ITSスポット」のメリットだと実感しました。
「ITSスポット」は高速道路を中心に全国へ約1600ヵ所設置され、「正確な移動時間」を把握できるのも特徴です。そのデータを車両へ送ることで、広域の移動時間を情報としてナビへ表示することが可能なのです。情報が広範囲に及ぶので、渋滞などが発生している時には迂回ルート探しが簡単になるのがいいですね。

ステップ3:今回は渋滞がなかったが、メリットは充分

中央道から東京を横断して千葉に行くルートは合計33通りあります。その中から最適なルートを選ぶのは至難の業ですが、ITSスポット対応カーナビなら各道路の所要時間(従来のVICSよりも広範囲のデータから計算)を判断できるので、もっとも効率のいいルートを選択することができます。
今回の相模湖から幕張メッセへの実走テストでは渋滞がなかったので、「ITSスポット」の便利な機能である広域渋滞情報の本領発揮とはなりませんでした。最初にひいたルートを途中でルートが変更する必要がなく、当初のルート通りに幕張メッセまで案内してもらいました。
とはいえ、広範囲の渋滞情報や到着時間を確認できる「ITSスポット」は、たとえ渋滞がなかったとしても道路の流れをきちんと把握できるので心にゆとりを持つことができると感じました。