カーナビ徹底検証 Vol.37

三菱電機のVICS WIDE対応カーナビ
房総半島の最南端へ

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実走テスト ステップ4

アクアラインで東京湾を横断し、東京駅へ

のんびりとした海の風景に癒された後は、東京へ戻りましょう。
「東京駅」を目的地としますが、その設定はもっとも手軽ですばやい音声認識機能にて。ボタンを押す、もしくは、「声で操作」と発話して音声入力機能を呼び出した後、「東京駅」と声に出すだけで候補をリストアップしてくれます。
もちろん、誤認識もなくスムーズに東京駅を目的地に設定できました。本当に楽です。

「推奨」として提案されたのは、富津館山道路や館山自動車道で北上したのち、東京湾アクアラインで東京湾を横切り、そのまま首都高速道路で東京へ戻るルート。

出発前にVICSの渋滞情報を確認しておきましょう。
地図画面からダイレクトにVICS情報を呼び出せるのが便利です。

東京湾アクアラインを抜けるまでは問題ありませんが、その先の首都高速道路湾岸線が混み始めているようです。これから夕方の混雑時間帯になるので、渋滞はますます増えそうですね。

それではスタート。残念ながら、ひとつめの曲がり角で海とはお別れです。

わかりやすい案内のおかげで、道程は順調。まだ渋滞もなく、道はスムーズに流れています。

ふと気づいたら、ガソリンが少なくなっています。このまま高速道路を走るのは心もとないので、ガソリンスタンドで給油することにしました。
画面下にある【検索】のボタンを押すと、周辺のガソリンスタンドをすばやく探すことができます。

少し先にガソリンスタンドがあったので、そこを立ち寄り地に指定。
サッと新たな誘導ルートを引きなおしてくれました。

無事にガソリンスタンドに立ち寄って給油を済ませ、富津館山道路の富浦インターチェンジから高速道路を走ります。

木更津ジャンクションで分岐し、東京湾アクアラインへ。ここもわずかな距離で分岐が2回あって、高速道路だから止まるわけにもいかず慣れていないと迷いそうになります。こういう場所で迷わなくて済むのだから、カーナビは心強いですね。

海の真ん中にある施設でドライブ中にぜひ立ち寄りたいスポット、海ほたるパーキングエリアの地図も確認できました。

アクアラインを東京側へ渡り切ったときにETC2.0によりキャッチした道路情報によると、都心方面への渋滞は増えているようです。

それらの道路事情を反映し、カーナビは首都高速道を降りて一般道を走ることを指示しました。VICS WIDEは旅行時間(移動に要する時間)情報を反映してより早く到着できるルートを教えてくれるので、こういった渋滞発生時に大きなメリットをもたらしてくれますね。

驚くことに、夕方の混雑時間帯にもかかわらず案内された一般道はほぼ渋滞なし。スムーズに東京駅へ近づいていきます。

そして走行中は、光ビーコンを使った「信号情報活用運転支援システム(TSPS)」による信号情報も画面に表示されました。信号が青になるまでの残り時間がわかります。交差点での発信遅れを防ぎ、スムーズな発進を促します。

当初の到着予想時間から比べても思ったほど遅れずに、東京駅へ到着。VICS WIDEによる最新の渋滞情報から、所要時間が短く済む道を自動で計算して案内してくれるダイナミックルートガイダンスのおかげで、渋滞した高速道路ではなく一般道を通ってスムーズに移動できたことに、改めて驚きました。

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