カーナビ徹底検証 Vol.35

幕張メッセや成田空港を
カロッツェリアのVICS WIDE対応カーナビで巡る

バックナンバーへ

実走テスト ステップ2

首都高速道路経由で幕張メッセへ

案内する道程が一般道はグリーン、また、高速道はブルーで表示されるのは、カロッツェリアのカーナビで受け継がれている伝統。クッキリとしているので、一目瞭然ですね。

走り始めるとすぐに、新しいルートへの切り替え案内が出ました。提案された新しいルートは、距離が2.2km増えて料金も590円アップするものの、所要時間はなんと15分も減るとのこと。15分という時間短縮に心を動かされ、新ルートを選ぶことにしました。デフォルトでは、特に操作しなければ自動的に元ルートを選ぶ設定になっています(設定は変更可能)。

ちなみにパイオニアは「スマートループ渋滞情報」という独自の渋滞情報を持っていて、それを通信機能で受信して案内ルートに活かすことができます。しかし今回はVICS WIDEの実力を確認するために、その機能はオフにして出発しました。すなわち、この時間短縮ルートはVICS WIDEの情報に基づいたものです。

クルマはどんどん南下し、都心へ近づいていきます。交差点拡大図は、右端に距離の目安が示されて曲がる場所の感覚をつかむ手助けをしてくれます。

画面には、渋滞情報が表示されました。これもサイバーナビの独自機能ですね。どのくらい先にどのくらいの長さの渋滞があり、どのくらいの通過時間かを確認可能。【地図を見る】にタッチすれば、その地図上でその渋滞をチェックできます。

道路の上にある案内看板と同じ表示にも工夫がありました。進むべき道が緑で示されるのです。これはわかりやすいですね。

神田橋入り口から首都高速道路へ。現実の風景にかなり近い案内図だから迷わず入れます。

高速道路の案内表示もわかりやすいですね。

案内表示が現れない時は、高速道路モードとして出入り口(インターチェンジ)の案内を表示。距離のほか通過時間も表示されるのがいいですね。渋滞している箇所も赤い矢印で示されます。

首都高速道路7号線から京葉道路へとクルマは進みます。驚いたのは、外環道の千葉区間が地図に収録されていて、そこを通るルートを案内されたこと。ここは取材のわずか半年前に開通したばかり。それが地図に反映されているのは、年間で最大6回も地図更新できるカーナビならではですね。
ちなみに、地図更新はパソコンかスマートフォン経由でおこなえ、使用開始月から最大3年間は追加料金もかかりません。

出来立てほやほやの外環道千葉区間を通過。

高谷ジャンクションから東関東自動車道に合流し、5kmほど走れば谷津船橋に到着します。ここで高速道路を降りて、あとは4kmほど一般道を進めば幕張メッセです。

首都高速道路では避けようのない渋滞に巻き込まれましたが、それ以外はスムーズに移動でき幕張メッセへ到着。

最初の移動では、より早く到着できるルートへの切り替わりが体験でき、わずか半年前に開通した最新の道路が地図に反映されていることを確認できたのが収穫でした。

この記事をみんなにシェアしよう
  • TWEET
  • SHARE