実走テスト ステップ2
一般道を抜けて羽田空港へ
それでは、羽田空港に向けてクルマを走らせましょう。
使い始めてすぐに伝わってきたのが、画面内の表示内容を減らしてシンプルで見やすい表示を心がけていることです。カーナビは運転中に見ることも多いから、瞬時に必要な情報を読み取れるように画面の中の情報を減らすのもひとつの考え方ですね。そして必要に応じて操作でほしい情報を表示させるという考え方を、このカーナビでは特に強く感じました。
左端には、VICS WIDEの情報を反映した到着予想時間が示されます。
前方の交差点のレーン案内も表示できます。
直近だけでなくその先のレーンも確認できるのが便利ですね。
交差点の拡大案内も、単に拡大図を表示するだけでなく曲がる場所までの距離、バーグラフによる距離の目安、そして交差点名やレーン案内など情報は充実。しかしながらシンプルで、サッと読み取れる画面作りは好感が持てるところです。
クルマは国道246号線を使って多摩川を渡り、その先で環状8号線(環八)を右折します。ここは分岐と合流が立て続けに起こり、しかも車線変更を繰り返さないといけないので道を知らないと右往左往しそうな場所ですが、イクリプスのカーナビはしっかり案内してくれました。不安はありません。
ところで、画面の表示は好みに合わせてカスタマイズできます。
たとえば曲がる案内を重視した表示(左)や、エコ運転評価を目立つように表示(右)したもの。
また、地図の拡大&縮小時は画面上にスケールが表示され、そこを指でなぞれば縮尺が変わるのも便利なアイデアです。
カーナビがサポートしてくれたおかげで大きな渋滞にも遭遇せず、クルマは順調に空港の近くまで到着しました。
それにしても、羽田空港のように大きな空港付近の道は分岐と合流が多くてわかりにくいですよね。こういう場所では、しっかりと進むべき道を教えてくれるカーナビのありがたみを実感します。
クルマはスムーズに羽田空港第2ターミナルへ到着。驚いたのは到着予想時間です。
出発時に羽田空港を目的地に検索した時の到着予想時間は13時17分でしたが、走り始めて最新のVICS情報を受けると13時6分へ短縮。そして実際の到着時刻は13時7分でした。
この正確さはビックリですね。VICS WIDEによる詳細なデータが、こういう面でもカーナビを進化させていることを感じた実走テストでした。