実走テスト ステップ5
そして、ゴールの代官山へ
往路とは異なり、今度は東京駅の西側を通って進むルートとなりました。
走り始めて少したつと、ナビからお知らせのチャイムが鳴りました!
どうやら、VICS WIDEの最新交通情報を得たナビが、よりスムーズに走れるルートを見つけたようです。パナソニックのナビは新しいルートを見つけると、画面に新旧ルートの比較を表示してくれます。今回提案してくれたルートは、従来のものより距離が0.1キロ短く、到着時間を9分早められるようです。
「旧ルートに戻る」というボタンを押さない限りは、提案された新しいルートへと案内されます。
神田付近は道が入り組んでいてわかりにくい交差点が多いですが、ナビ画面にわかりやすい拡大図が表示されるおかげで迷わずに通り抜けられます。
その後も道は順調。神田から東京駅の西側を通り、六本木、麻布、広尾、そして恵比寿を抜けていきます。
CN-F1Dは、VICS WIDEが提供している車線ごとの通過時間情報をもとに、交差点でどの車線が混雑しているかのアイコンを画面右上に表示してくれます。混雑が「赤」、順調が「緑」で示されて一目瞭然なので、交差点通過時にどのレーンが混んでいるか一目瞭然ですね。
代官山駅の周辺は細かい道ですが、大きな画面による案内は見やすく、自車位置を把握しやすいのが大きな助けとなりました。
VICS WIDEのおかげでスムーズに都心を横切って、無事に代官山駅に到着です。
VICS WIDEで緊急情報が手に入る
クルマで移動中のもしもの時に安心なのが、特別警報をナビ画面に割り込み表示する機能。従来のVICSは大津波警報をポップアップ表示し気象など特別警報を文字情報で表示するのみだったが、VICS WIDEでは大津波と気象情報に加えて火山噴火を加えた特別警報をポップアップ表示するようバージョンアップ。データは気象庁からの提供を受けてVICS WIDEの情報としてナビに送られる仕掛けだ。
今回テストしたパナソニックCN-F1Dでは、緊急情報が目立つように画面の2/3ほどの広さに表示される。
またVICS WIDEでは運転に支障をきたすとされる50mm/h以上の降雨エリアを地図上に表示。局地的な激しい雨の場所をカーナビで知ることが可能なのだ。
パナソニックCN-F1Dでは豪雨エリアが黄色く表示され、アイコンにタッチすれば詳細情報を見ることができる。