これまで、ナビは高度なスペックを中心に良し悪しが語られることが多かったように思います。しかし、使いやすさということを考えると、機能の充実だけで判断するのは必ずしも正しいとは言い切れません。今回、ケンウッドMDV-Z701でドライブしてみて、そんなことを強く感じました。実走テストの文中も触れたように、このナビはとにかくサクサクと動き、スムーズ。よくできたスマートフォンのように、ストレスフリーに操作できました。
スマートフォンの動きの良さを知ってしまうと、一部のカーナビでは反応や動きの遅れが気になることもあります。しかし、それを気にせずに気持ちよく使えるのがMDV-Z701でした。処理するハード面の性能が高いことに加えて、パネルが感圧式ではなく静電タッチ式を採用することも、スムーズな操作性の理由の一つです。
もう一つ特徴的だったのが、画面の美しさ。表示が高精細なだけでなく、バックライトの透過率を高めて明るい画面を実現し、表面をフラットなガラスパネルにしたことでかもしだされる上質感も魅力です。