大きな画面は、やはりいいですね。ポイントは、情報量の多さと見やすさだと思います。たとえば地図を拡大していっても、画面が大きいぶん表示される範囲が広がっているので自車位置をつかみやすい。また、地図上の文字が大きいから地名などを読みやすいし、画面のボタンも大きいから押しやすいことを実感できます。ナビは瞬時に情報認識できることが大切なので、パッと見たときにわかりやすい大型画面はメリットを誰もがすぐに感じるに違いありません。交差点拡大画面もわかりやすく、注視しなくて済むから安全運転にも役立ちます。
地図デザインは、地形や道路が判別しやすいよう茶色やピンク、ブルーなどで色分けされたビビッドパターンをはじめ、全5種類のデザインから選べます。このあたりは、老舗ブランドとして培ってきたノウハウがしっかり注ぎ込まれているのでしょう。また、ルート案内中は画面右に進行方向のレーン案内が表示されるのですが、通るべきレーンを指示し、四角い派手な色のアイコンでその交差点の場所を地図上に表示してくれるのも気が利いています。こういう心遣いはうれしいです。有料道路入り口や分岐のイラストが見やすいのはいうまでもありません。
阪神高速に入ると、画面右側は高速案内図になりました。案内図は前方のインターチェンジやサービスエリアをメインに、そこまでの距離と到達予想時刻を表示するシンプルで見やすいものです。取材車両にはDSRC(オプション設定)が装着されていたので、VICS情報に加えてDSRC情報もキャッチして画面上に表示されます。前方の状況が手に取るようにわかるのは、知らない道での運転においてもとても心強いものです。