カーナビ徹底検証vol.20

実走テスト

対話で目的地を設定し、荏柄天神社へ

神奈川県鎌倉市に、菅原道真を祀った荏柄天神社(えがらてんじんじゃ)があります。学問の神様として知られるここは、春は梅が美しく咲く場所としても有名。そこで、春を求めて足を伸ばしてみることにしました。
RX01の特徴のひとつが、ナビと対話をしながら目的地を設定できること。専用アプリ(Drive P@ss)をインストールしたスマホをBluetoothで接続するとインターネットを介してサーバーと接続し、ナビ本体内ではなくサーバーを利用して目的地を検索するクラウド型の音声認識機能が利用できるようになります。その際、「ルート沿いのコンビニ」などの条件指定ができるのもポイント。純正のステアリングリモコンを「発話ボタン」として使うことも可能で、実際に使ってみたところナビ本体には触れることなく会話だけで目的地を設定することができました。
会話で進めていくナビ操作は、最近のナビのトレンドのひとつです。わずらわしさがないだけでなく、ハンズフリーだから運転中に操作できるのも便利ですね。
今回は、会話のやりとりだけで「荏柄天神社」を目的地に設定できました。簡単さに驚きです。

目的地を設定すると、最初にオススメのルートが表示されます。【別ルート】を押すとその他の条件での候補ルートが表示されますが、今回は「おまかせ」で案内してもらうことにしました。



次の目的地までは有料道路を通ります。三渓園入り口から、首都高速に入りました。首都高速入口の案内も実際の風景とリンクしているのでわかりやすいですね。ETCと連動しているので、料金所ではETCレーンを案内してくれます。

車両には、オプション設定のフロントインフォディスプレイが装着されていました。これはインパネの上に設置して前方視界から最小限の視線移動で情報を確認できる表示装置です。有料道路でハイウェイ案内が表示されるほか、規制情報や一般道での交差点案内なども確認できます。



高速道路(有料道路)上では、DSRCの交通情報を受信しました。道は順調そうでひと安心。

分岐案内もわかりやすく、はじめての道でも安心できます。

出口の料金所では、ETCと連動した料金情報も画面に表示しました。横浜横須賀道路を朝比奈インターで降りたら、あとは一般道で鎌倉に向かいます。朝比奈インター出口付近の道は複雑なうえに曲がりくねった合流と交差点が続くのでわかりにくいのですが、もちろんナビの指示通りに行けばスムーズに通過できます。



ほどなく走ると、荏柄天神社に近づきました。拡大案内図も見やすいですね。

目的地の荏柄天神社に到着。こちらでも梅を見ることができました。