VICSの仕組み

VICSは、VICSセンターで編集、処理された渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、
カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示させています。

3つの通信・放送のメディアで情報を提供

情報収集

道路交通情報を体系的に収集します。

情報処理・編集

収集された情報を処理・編集します。

VICSセンター

VICSセンターでは、収集された情報を3つのメディアを通じて、24時間365日、全国で提供しています(但し、休止日を除く)。収集された情報はリアルタイムでカーナビに送信。その際に、3つの表示タイプで見やすく表示できるように、データの処理・編集を行っています。

情報提供

処理された情報をカーナビに伝送します。

  • FM多重放送
    (NHK等の各地のFM放送局)

    各地のNHK・FM放送局から当該都道府県とその周辺の道路交通情報を提供します。

    ■渋滞情報や所要時間情報
    ■事故や故障車、工事、災害、気象条件等による規制情報
    ■駐車場の位置と満車・空車情報

  • 電波ビーコン(高速道路)

    主に高速道路に設置され、ETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)では進行方向の前方1,000km程度の高速道路の道路交通情報を中心に提供します(2.4GHz帯の場合200km程度)。

    ■インターチェンジ間の所要時間
    ■渋滞情報や分岐案内(平行する主要一般道含む)
    ■事故や故障車、工事、災害、気象条件等による規制情報(通行止、車線規制、速度規制、チェーン規制等)

  • 光ビーコン
    (一般道の主要幹線道路)

    主要な一般道路に設置され、概ね自車の前方30km以内と後方1km以内の道路交通情報を提供します。

    ■渋滞情報や所要時間情報
    ■事故や故障車、工事、災害、気象条件等による規制情報(通行止、車線規制、速度規制、チェーン規制等)
    ■駐車場の満車・空車情報

仕組み

VICS表示例