2020年5月号に掲載されました。
最新の渋滞情報を提供するVICS(Vehicle Information and Communication System)サービスが
2020年4月に実証実験を開始。複数事業者のプローブ情報を反映させることで、
より多くの渋滞情報が得られるようになる。
2020年5月号に掲載されました。
最新の渋滞情報を提供するVICS(Vehicle Information and Communication System)サービスが
2020年4月に実証実験を開始。複数事業者のプローブ情報を反映させることで、
より多くの渋滞情報が得られるようになる。
多くのカーナビで利用ができる「VICS」。地図上に赤色やオレンジ色の矢印でリアルタイムに渋滞箇所を示してくれ、そのデータをベースに渋滞回避ルート探索も実現するシステム。名前は知らなくてもほとんどの人が意識をせずに使い、便利さを実感しているはずだ。
VICSがサービスを開始したのは1996年のこと。FM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンの3種類のメディアで情報提供が行われ、2010年からはDSRC(現在のETC2・0)による情報提供も開始された。その後2015年にはFM多重放送で伝送容量を強化し、タクシーのプローブ情報(車両の走行データ)も得られるVICS WIDEが登場するなどバージョンアップが図られている。
そんなVICSがこのたび大きく進化する予定で、複数事業者のプローブ情報を活用した実証実験を4月から開始。今後VICSはどのように変わっていくのか?を道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)の荒川丈晴さんに伺った。
2020年4月~9月に行われる実証実験の概要は上記のようなもの。VICSに対応したカーナビで情報が得られ、利用料金は製品の価格に含まれている。
一般財団法人
道路交通情報通信システムセンター
(VICSセンター)
事業企画部 担当部長 兼
プロジェクト推進室 担当部長
荒川丈晴さん
今回の実証実験では一般ユーザーからの「声」を集めている。2020年4月以降に利用した人は積極的に意見を寄せてほしい。ひとりひとりの声がより良いサービスにつながるのだ。
> あなたの声を聞かせてください。