STEP1 情報内容の違い

まずは表示される情報の違いをタイプ別で再確認!

VICSセンターで編集、処理された道路交通情報(VICS情報)をカーナビゲーションに伝達する方法には、「FM多重放送」と各道路上に設置された「ビーコン」があります。
「FM多重放送」では広域エリアの道路交通情報を提供し、「ビーコン」では自車位置をもとにした直近の道路の詳細な情報など、その場所で必要な道路交通情報を提供しています。

文字表示型:VICS情報を30字(15字2行)以内の簡潔な文字で表示します。
簡易図形表示型:VICS情報をパターン化されたシンプルな図形や文字で表示します。FM多重からの情報が広範囲であるのに対し、ビーコンは走行場所の詳細な情報を提供します。
あなたの疑問をすぐに解消!
Q そもそもビーコンってなに?
A ビーコン(beacon)とは、高速道路や幹線道路上に設置されている機器による情報提供のシステムです。
道路上に設置されたビーコンから電波または赤外線を発し、渋滞や通行止め、所要時間などの情報を発信しています。
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STEP2 FM多重放送とは

FM多重放送は、県単位のエリアへ、広域のVICS情報を提供しています!
【FM多重放送の特徴】
・受信している都道府県の情報と、その隣接県との県境近辺の情報が提供されます。
・NHKのFM放送局の音声放送に多重化して、同一周波数帯域で放送しています。
・2分半あたり約5万文字相当の情報量を、5分間に2回送信します。
あなたの疑問をすぐに解消!
Q FM多重放送だけで渋滞は避けられるの?
A 色の違う矢印が表示されるので、どこがどのくらい渋滞しているかが確認できます。
ただ、自動的に渋滞を判断し、ルートを変更することはできませんので、ユーザー自身の判断が必要です。
Q FM多重放送を受信しているかどうかを確認したいんですが…。
A お使いのカーナビによって異なりますが、VICSマークの横にある時間(タイムスタンプ)が5分おきに更新しているか確認することでわかります。
Q ビーコンユニットがあれば、FM多重放送も受信できる?
A ビーコンユニットとは別に、VICS情報の取得に対応しているFM受信機が必要です。
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STEP3 電波ビーコンとは

電波ビーコンは、主に高速道路において、進行方向約1,000KmのVICS情報を提供!(2.4GHz帯の場合200Km)
【電波ビーコンの特徴】
■VICSの電波ビーコンによる情報提供サービスは、ETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)および2.4GHz帯電波ビーコンより提供されています。
■ETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)では進行方向の前方、合計1,000km程度の高速道路の情報やインターチェンジ付近の接続道路、平行する一般道路情報などが提供されます(2.4GHz帯の場合200km程度)。
■ETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)からの提供情報の内容は、高速道路などの渋滞・リンク旅行時間・規制・障害情報・SA/PA情報・簡易図形・画像・音声などです(2.4GHz帯の場合、画像・音声は除く)。
■ETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)では受信エリアはビーコン直下の前後20m程度で、車載機は主に進行方向の情報を取得可能です(2.4GHz帯の場合70m程度)。
あなたの疑問をすぐに解消!
Q ETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)を受信するには、どうしたらいいの?
A ETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)対応車載器・カーナビを取り付けることにより受信できます。
(製品により、ITS車載器、DSRCユニット、DSRC車載器等と呼ばれていることがあります。)
Q 電波ビーコン5.8GHz帯/ITSスポットは、全国にどれだけ設置されている?
A 電波ビーコン5.8GHz帯/ITSスポットは、全国の高速道路上に約1,600カ所設置完了済みです。
今後、新しく開通する高速道路・有料道路にも設置します。詳細は国土交通省のETC2.0ホームページをご覧ください。
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STEP4 光ビーコンとは

光ビーコンは、主に一般道において、前方約30kmと後方1kmのVICS情報を提供!
【光ビーコンの特徴】
■進行方向の前方30km、後方1Kmの一般道路と高速道路の情報が提供されます。
■情報の内容は、渋滞・リンク旅行時間・規制・駐車場情報・区間旅行時間などです。
■受信エリアはビーコンの手前3.5m程度で、車載機は進行方向の情報を取得可能です。
あなたの疑問をすぐに解消!
Q 光ビーコンを受信するには、どうしたらいいの?
A あなたのカーナビにビーコンユニットを取り付けることにより受信できます。
Q 光ビーコンは、全国にどれだけ設置されている?
A 平成21年4月現在、全国で32,496箇所設置しています。
詳しくは、「FM多重放送局数・全国ビーコン設置数」でご確認いただけます。
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STEP5 3メディア受信機とは

3メディアで広がる、快適、安全・便利なスマートドライブ!
FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコンが合わさることで、3メディア受信機となります。
3メディア受信機では、渋滞回避最適自動ルート案内をはじめとする、
より便利で詳細な道路交通情報を手に入れることができます。
POINT1:最適ルート自動案内(DRGS)

ビーコン受信機が付いていれば、走行中にビーコン情報を受信し、自動渋滞回避ルート案内機能で、カーナビ画面に「最適ルート」が表示されます。


POINT2:自動割込み表示(文字・簡易図形)

ビーコン対応の文字・簡易図形が、それぞれの地点通過時に自動的に割込み表示されます。
また、地震などの災害が発生した場合には、緊急メッセージ受信し、自動で表示されます。


POINT3:自車位置をもとにした関連情報を表示

3メディア受信機があれば、広域情報のFM多重放送に加え、自車位置をもとにした直近の道路の詳細な情報が受信できます。
例えば、右折レーンを走行している場合には、進行方向である右折先の情報が提供されます。

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